淡路島に移住して丸4年が経とうとしています。
都会のマンション暮らしから田舎での戸建暮らしへ…、窓から見える風景をはじめ、生活スタイルは大きく変わりました。中でも、日常の変化で最も大きなものは「食」となるでしょうか。

東京での食事がマズイという意味ではありません。東京には、日本中/世界中の美味しい食が集まっていて、超一流の食を味わうことができます。お金を出せば、ですけどね(笑)。私は仕事やプライベートで様々な国へ行きましたが、世界の中でも東京は別格といっていいでしょう。
外食という意味では、東京に住んでいた頃と比べて、むしろ選択肢は狭まったかもしれません。店の数は圧倒的に少ないですし、一部のお店を除けばクオリティもそう高くはありません。ただし、中には「この値段でこのクオリティ!?」と驚くようなお店もあります。

田舎の食の豊かさ、それは毎日の食卓に並ぶ家庭料理に特に現れます。今では当たり前になりつつありますが、移住当初は「これ、うんまい!」と妻と顔を見合わせたことが何度あったことか。しかも、その食材は産直市場や地場スーパーで格安で買ってきた品々なのです。
国内旅行中に他の町で見かける地元食材と比べても、淡路島産の生鮮食品の種類の多さ、クオリティ、値段の安さは半端ないです。古代から御食国(みけつくに)として、朝廷に食材を納めてきたというのも分かる気がします。

さて、今回の記事では、約4年間の淡路島移住ライフで味わった食材のうち、今でもリピートしているものに焦点をあて、私が本当に美味しいと思うものを10個紹介します。とても長くなってしまったんですが、最後にふるさと納税の返礼品に入っているかどうかもチェックして、まとめておきました。興味のある方は是非食べてみて下さい。実際に足を運んで頂くのが淡路島にとっては一番ですが、まずは味見ということで。

淡路ビーフ

淡路島と言えば、タマネギや海の幸を思い浮かべる方が圧倒的に多いと思いますし、実際私もそうでした。但馬牛の大半が淡路島で生育され、今や世界的に有名になった神戸ビーフや松坂牛の素牛にもなっていることを知ったのは、移住後しばらく経ってからのことです。
外国や他県の牛を使った品種改良を一切せず、日本で血統を守り続けてきた唯一の牛が、兵庫県の但馬牛です。「但馬」地方は兵庫県北部にありますが、今ではなぜか淡路島の方が但馬牛の出荷が多く、そんな但馬牛の中でも一定の基準を満たした肉にのみ淡路ビーフという名が与えられます。

地元でもそれなりのお値段がするため、頻繁に食べている訳ではありませんが、淡路ビーフはマジでウマイです。我が家ではすき焼きにすることが多いでしょうか。肉の柔らかさ、美味しさを家庭でも存分に味わうことができます。ステーキもいいんですが、焼き方で大きく味が変わるので、プロに焼いてもらった方が間違いないかと(笑)。
お隣の神戸には有名な神戸ビーフがありますが、移住後は特に食べに出かけようと思ったこともありません。だって、その多くは元々淡路で育った牛なのですから。

又、淡路ビーフとまでいかなくても、淡路牛の焼肉や牛丼(淡路島牛丼と呼ばれているそうです)も普段外食で楽しんでいます。淡路牛の焼肉は比較的リーズナブルな価格にも関わらず美味ですし、淡路島牛丼にもいくつかお気に入りがあります。ただし、淡路島牛丼は店によって調理の仕方も味もマチマチで、中には微妙なものも…。正直「普通の牛丼だよな」と感じることもありました。そんな中、私が美味しいと思ったものは下の2つでしょうか。

キッチンたまご亭の「あわじ玉卵牛ステーキ丼」

プロが焼いてくれたステーキがご飯の上にのっていて、大葉との相性がピッタリです。

淡路島牛丼2

あわ路飯店真心の淡路島牛丼

こちらは牛丼というより、ちょっと高級なすき焼きを食べている感じです。

淡路島牛丼

イカナゴ(新子)

シラスより少し大きな魚で、淡路島周辺では甘辛く煮込んだ「イカナゴのくぎ煮」が有名です。これはこれでご飯のお供にピッタリなんですが、私が特に気に入ってるのは「新子(しんこ)」。茹でただけのイカナゴで、保存がきかず、春先にしか出回りません。私はもともと関西の出身なので「くぎ煮」は知ってましたが、「新子」は移住後はじめて知りました。

いかなご新子

我が家では、炊き立てご飯の上に「新子」をのせ、醤油、わさび、卵黄をのせて食べるんですが、何度やっても間違いのないお味で、春の幸せが感じられます(笑)。移住後、毎年欠かさず食べている食材の1つで、シーズン中ランチは毎日これでいいと思えるくらいのお味です。
島外では見たことがないですし、淡路島でもほんの数週間しか出回りません。もし食べる機会があれば、絶対にオススメの食材です。

こちらはクギ煮。年中通してちょくちょくお世話になっています。

くぎ煮

生ワカメ

イカナゴの新子に加え、もう1つの春先の楽しみが生ワカメです。

生ワカメ

タイミングがいいと、こうして朝採れたばかりの生ワカメを、ハサミでチョキチョキ切りながら売ってくれます。
たかがワカメと侮るなかれ、食感は全くの別物です。さっと湯にくぐらせると色が緑に変わるので、ポン酢をかけていただきます。シャキシャキしていて、まるで野菜を食べているみたい。サラダ感覚でどんどんイケます。

こちらも春先しか手に入りません。普段食べているのは乾燥ワカメですが、それも鳴門海峡の渦潮で育った「鳴門わかめ」が簡単に手に入るので、毎日のお味噌汁がワンランクアップしました。独身時代、定食屋さんで舌の上で溶けるようなワカメを食べていたことを思えば、随分出世したものです(笑)。

カマス

こちらの旬は秋。サンマより少し早く出回るイメージがあります。

カマス

脂が乗っていて塩焼きにするととても美味しく、我が家の食卓には欠かせない食材です。比較的手に入りやすい魚ですし、調理法もシンプルそのものですが、私としてはお世話になっている頻度が非常に高く、おすすめ10選には是非とも入れておきたいと思える素材なのです。

サワラのたたき

さて、外食で気に入っている食材もいくつか紹介しましょう。
まず思いつくのが、このサワラのたたきです。

サワラのタタキ

たたきと言えばカツオを思い浮かべる方が大半でしょう。
実際私もそうでした。サワラのたたきを食べるまでは…。
多分素材が新鮮なのも影響していると思いますが、全く臭みがなく、周りの香ばしさと相まってそれはそれは美味しいのですよ。

移住後、高知にカツオのたたきを食べに行ったこともありますが、カツオは最初の一口目が一番おいしくて、その後どうしても味に飽きてくる私…。現地ではいろんな薬味が用意されていて、少しずつ味を変えながら楽しんだものです。
一方、このサワラのたたきは、味に飽きるということがありません。個人的にはカツオのたたきより美味いんじゃないかと。淡路島のおすすめの一品でして、もし機会があれば是非試して頂きたいと思います。

アワビ

高級食材も紹介させて頂きましょう。まずはアワビです。

アワビ

島で生まれ育った方は、「子供の頃、アワビが高級食材だとは知らなかった。普通に弁当に入ってたし。」と仰います。
我が家では、塩でヌメリをとった後、魚焼き器で焼いて、最後に醤油を少したらして頂くことが多いでしょうか。お正月の定番メニューでもありますし、BBQがてら庭で焼いて食べたこともあります。もちろん、味は間違いないのですが、ちょくちょく頂いているせいか、私自身も今やアワビにそこまで高級感を感じない体になってしまいました(笑)。

しかし、そんな今の私でも、外食でいつも楽しみにしているアワビ料理があります。
それは、バターソテー。

アワビのバターソテー

プロの料理人に一手間かけて頂くと、こんなに美味くなるのかと。
まさに絶品の一品です。

由良のウニ

ウニと言えば、北海道や東北地方を思い浮かべる方が圧倒的に多いのではないでしょうか。私自身、日本一美味いとも言われるウニが淡路島の由良で獲れることを知ったのは、移住後しばらく経ってからのことでした。
由良というのは淡路島中部にある漁港。その由良の磯で海草や藻を食べて育つウニが美味なのです。中でも”由良の赤ウニ“といえば、今や幻のウニとも呼ばれる超高級食材です。

由良の赤ウニ

行きつけのとある飲食店で頂いたものです。大将曰く、

  • そもそも、昔に比べて収穫量が少なくなってきている
  • 値段も上がってきていて、コースメニューに加えることができなくなった
  • 誰かが「幻のウニ」などと言い出し(笑)、大阪や東京の高級飲食店へ販売され、淡路島内でもあまり流通していない

せっかくの機会なので、こうして贅沢に盛りつけて頂いたんですが、お味は濃厚でクリーミー。普段ウニをあまり食べない妻もこれは美味いと最後は取り合いになりました。形を保持するためにミョウバンが使われたウニとは全くの別物です。我が家では、年1度はこの赤ウニという贅沢を楽しみたいと思っています。
季節は7月から9月にかけて。ただ、終盤になると味が落ちてくるそうです。

鱧(ハモ)

関東ではあまり見かけない鱧。ちょっとした高級日本料理店にでも行かないと、まず食べることはないのではないでしょうか?
が、もともと関西出身の私には割と馴染みのある食材でして、初夏に湯引きにして梅肉をつけて食べるのが私は大好きでした。ちなみに、京都の有名な祇園祭では鱧料理を楽しむことが多く、鱧祭りと呼ばれることもあるくらいです。

ハモ

旬は初夏(6~7月)と秋(10~11月)。
ここ淡路島は日本有数の鱧の水揚量を誇り、地元スーパーに行くと、骨切りをした調理済の鱧が普通に手に入ります。湯引きに加え、淡路島では「鱧すき」といって鍋にして楽しむことも多いです。

ハモ鍋

甘い淡路たまねぎと一緒に醤油ベースの鍋にするんですが、移住後、我が家でも秋は鱧すきを楽しむことが多くなりました。又、このブログで何度か紹介しているうずしお朝市では、揚げたての鱧の天ぷらが売られていて、これがまたウマイんですよ。

淡路島たまねぎ

淡路島と言えば「たまねぎ」です。関西圏では割と有名で、実際淡路島たまねぎは甘くて美味しいです。移住後、淡路島たまねぎにすっかり慣れた頃に、一度だけ他のたまねぎに浮気したことがあるんですが、正直言ってモノが違います。

淡路たまねぎ

島外では他のたまねぎよりも高価な値段で流通していますし、島内の産直市場では淡路島たまねぎを見つけて喜んでいる観光客の姿もよく見かけます。一方、地元の方々にとってはありふれた日用品。「東京行って、たまねぎって買うものなんだと初めて知った」という方にもお会いしました(笑)。

中でも私が大好きなのが、1月後半から3月くらいにだけ出回る「葉たまねぎ」。たまねぎと青ねぎの両方が味わえるシロモノです。

葉たまねぎ

偶然通りかかった畑で、収穫したての葉たまねぎが売られていたことがあるんです。で、一度食べて以来、大ファンになりました。その時農家の方から、

  • 「たま」の部分はそのままサラダか、電子レンジでチンしてポン酢で
  • 茎は天ぷらで
  • 葉は鍋で

余すところなく楽しめると聞いたんですが、本当に全部美味しいです。我が家では葉は中華風の炒め物にすることも多いでしょうか。これまた毎年楽しみにしている食材であります。

イチジク

私、果物が好きでよく食べるんですが、ここ淡路島は果物も豊富なのがありがたいです。さっと思いつくところでは、ミカン、イチゴ、キウイ、ビワ、スイカ、ブドウ、そしてイチジク。

イチジク

東京在住時はあまり食べる機会がありませんでしたが、移住後は季節になると産直市場に並んでいるので、朝食のデザートとして頂いています。又、少し形が崩れたイチジクを格安で買ってきて、ジャムにすることもあるんですが、これがまた美味です。

イチジク2

あえて実を残したまま、甘さ控え目で作ったジャムは、市販のどんなジャムよりも美味しいです。私は一切料理をしないので妻が作るんですけどね(笑)。最近のマイブームは、淡路島ヨーグルトに冷凍バナナとこのイチジクジャムをのせて食べることでしょうか。とっても爽やかな朝が楽しめます。

東京に住んでいた頃は、イチジクに限らず、自家製ジャムを作って楽しむなんて皆無でした。時間に余裕ができたこともありますが、質の高い素材が格安で手に入ることも間違いなく影響していると思います。

ふるさと納税を調べてみた

さて、今回は私の日常生活を紹介するだけでなく、ふるさと納税の返礼品を調べてみたんですが、想像以上に見つかりました。これなら気軽に楽しめると思うので、食べることが好きな方は是非。そして、実際に淡路島に興味をもたれたら、是非一度足を運んでみて下さい。
それにしても、まさか「サワラのたたき」があるとは思わなかった…(笑)。

淡路ビーフ

淡路ビーフすき焼き用600g(寄付金額20,000円)
淡路ビーフきりおとし600g(寄付金額10,000円)

淡路ビーフで有名な新谷さんの品なので、間違いないです。私自身、東京在住時に実際に寄付をして「すき焼き用」の肉を頂いたことがあります。一方、淡路島に移住した今、日常生活で淡路ビーフを楽しむ時は、むしろ「きりおとし」が狙い目だったりします(笑)。地元の方に教えて頂いたんですが、これですき焼きしても十分美味いんですよ。
ふるさと納税で淡路島の食材を試してみるなら、この淡路ビーフは分かりやすくて満足度が高いと思います。

カマス、サワラのたたき

本カマス干物20枚(寄付金額10,000円)
淡路島・由良産サワラのタタキブロック(寄付金額10,000円)

島なのだから、やはり海鮮を…、という方もいらっしゃるでしょう。実際、友人が淡路島に遊びに来ると、夜は「地魚が旨い海鮮居酒屋」をリクエストされることが多いです。で、ふるさと納税の返礼品を調べてみたんですが、「いかなご(新子)」や「生ワカメ」はさすがに見つかりませんでした。考えてみれば当然で、出回る期間が圧倒的に短いんですよね。が、「カマス」と「サワラのたたき」は見つかったんですよ。高級食材ではありませんが、島在住の私からすると欲しいと思える品です。
食材を提供しているのは花光さん。これまた私が普段お世話になっているお店で、その名を見てビックリ。適当に予算と好みを言うと刺身盛り合わせを作って頂けるんですが、これがまた美味しい!

アワビ、由良のウニ

淡路産天然活アワビ(黒)2~4個(寄付金額10,000円)
淡路島由良の黒うに2枚(寄付金額10,000円)
『磯の最高級コンビ』淡路島由良の黒ウニと淡路産天然活アワビ(黒)(寄付金額10,000円)

アワビ、そして由良のウニも同じく花光さん提供のものが見つかりました。季節が季節だけに上で紹介した「赤ウニ」ではありませんが、塩漬けやミョウバンを一切使用していない完全無添加のもののようです。又、アワビもレシピ付だとか。プロに調理してもらった方が美味しい素材だとは思いますが、我が家では年末にアワビを買ってきてお正月に家で焼いて食べるのが習慣になっているのも事実です。間違いなく来年のお正月も家でアワビを楽しんでいるでしょう。

鱧(ハモ)

淡路島産極上はもセット約4人前(寄付金額30,000円)

鱧まで見つかりました。本当に何でもあるんですね、最近のふるさと納税(笑)。湯引き、ハモすきだけでなく、天ぷらやお吸い物等、簡単レシピ付だそうです。少々寄付金額が高いので、お試しというよりは本当にハモ好きな方にいいと思います。

淡路島たまねぎ

淡路島たまねぎ5㎏と食べる玉ねぎドレッシング2本セット(寄付金額10,000円)

これは絶対あると思ってました(笑)。いろんな農家さんのものが並んでいた中、”兵庫県知事金賞”、”たまねぎドレッシング付”のものをピックアップしましたが、実際に食べたことがある訳ではありません。正直言って「淡路たまねぎ」ならどの農家さんのものでも大概美味しいと思うので、好みのものを選ばれるといいと思います。

季節モノのイチジクはさすがになかったです。島内の産直市場でももう見かけることはなくなりましたし、来年までお預けといったところでしょうか。

本当に長くなってしまいましたが、以上淡路島での食生活の紹介でした!
家庭料理にしろ、外食にしろ、日常生活にちょっとした贅沢があるというのはいいものです。