久しぶりに東京に滞在しております。
約半年ぶりになるでしょうか。詳細はまだ伏せておきたいのですが、現在ある仕事に取り組んでおりまして、そちらに目途をつけてから友人と話そう…と考えていたら、随分時間が経ってしまいました(笑)。

淡路島から関空への移動はリムジンバスが便利なんですが、今回は船にチャレンジ。
淡路島の洲本港と関空を結ぶ、淡路関空ラインです。
今年7月に運航を開始したばかりの船で、一度は乗ってみないと…と思っていたんです。
バスと比較するとこんな感じ(2017/12現在)。

バス
価格 2,550円(東浦)
3,100円(洲本)

2,800円(洲本)
所要時間 約1.5時間(東浦)
約2.0時間(洲本)

約1.2時間(洲本)
運行本数 9往復/日 5往復/日

東浦というのは淡路島の北部(本州側)、洲本というのは島の中心部だとお考え下さい。
淡路島は一周約150km。結構大きな島で、東京23区くらいの面積があります。この船に対する評価は、淡路島のどこに住んでいるかで随分変わってくる気がします。

ざっくり言えば、南部(四国寄り)に住んでいる方には割と便利かもしれませんが、北部(本州寄り)に住んでいる方にはあまりメリットはないと思われます。バスの方が安く、所要時間も大差なく、便数も多いですから。関空側の港に到着後、バスに乗り換える必要があるのが面倒という方もおられるようです。
又、今回実際に乗って気付いたんですが、「船」はどうしても天候の影響を受けます。つまり、どうしても直前まで欠航の可能性がつきまとうのです。前日のお昼には正確な運航状況が決まり、欠航の場合はすぐに予約客に連絡が入ります。お金は予約時点では必要なく、当日支払えばOK。大変真摯な対応ですし、相手は天候なので致し方ありません。が、もし欠航連絡をもらったら、すぐにバスの予約に走らねばなりません。

今回実際に体験してみて、私の場合は時間に余裕があって、観光気分を味わいたい時に利用するというのが落とし所かなと思いました。晴れていればクルーズを楽しむというのは悪くありませんからね。今回は残念ながら曇ってたんですが、写真もご紹介しましょう。晴天を想像してご覧ください(笑)。

停泊する船
淡路関空ライン

洲本港
洲本港

船から見た淡路島
船から見た淡路島

関空側の港で乗り換える空港バス
空港バス

船内の様子
船内

空いてるでしょう?
だって、乗客数は私を含めて3人でしたからね。噂には聞いてたんですが、マジでした…。
良識ある方ならオカシイと思われるでしょうね。
「これで採算とれるのか?」と。
仰る通りであります。

実はこの航路、地元の方々からの評判も芳しくありません。

  • 以前採算がとれずに撤退を余儀なくされた航路が、島の人口がさらに減った今、成り立つのか?
  • 災害を想定した港湾整備等、他にやるべきことがあるではないか?

というのがそういった方々のご意見です。

この航路に期待されているのは、関空から訪日観光客を直接淡路島に呼び込むこととも言われています。島内需要ではなく”外需”を狙っているという訳ですが、もし本気でそう考えているなら、これまた頭がどうかしてます(笑)。
だって、関空からこの船に乗って淡路島に移動したところで、港に着いたら放置プレイ。宿泊場所への移動、次の観光拠点への移動、全て自力で解決する必要があります。これで観光客が増える…はずがありませんよね。
私自身も旅行が大好きですが、仮に淡路島に興味があったとしても、私ならバスか鉄道を利用して大阪か神戸に宿をとり、淡路島には日帰りで遊びに行きます。普通に考えて、そっちの方が効率いいですもん。

  • 淡路島に宿泊したいと思ってもらえるだけの付加価値をいかに作り出すか?
  • マス相手はまず無理。どうターゲットを設定するか?富裕層?バックパッカー?国籍?
  • その中で、この航路をどう位置づけるか?

最低でもこのくらいの問いに対する答えをあらかじめ準備してから進めるべき話だと思いますが、島内の宿泊施設が本件に出資しているという話も聞こえてきませんし、例によって助成金(税金)で成り立っているとか…。

お役所の考える観光振興って、どこもこんな感じみたいですよ。
これで観光促進税って言われても、ねえ。
日本のためになる、まともな投資ができるなら全然いいんですが、実体はその逆。
お金に触れてはいけない人たちだと、つくづく思うのであります。