北海道旅行を終えた後、国内旅行のサイトを作ろうと思い立ち、少しずつ準備していたのですが、先日ようやくTravel Life in Japanとして公開しました。
まだまだコンテンツは少ないですが、ご覧になって頂けるとうれしいです。北海道の紹介にとどまらず、日本各地の魅力を紹介していく予定です。又、せっかく淡路島に住んでいるので、日本神話と共にそのゆかりの地も紹介してみようかと。恥ずかしながら、自分の持つ語彙を駆使して英語版も作ってみました。

私は昔から旅が好きです。今は老犬がいるので中断していますが、これまでは海外旅行が中心でした。いわゆるバックパッカーというやつです。アジア、中東、アフリカ、欧州、北米、南米…、興味が湧いた国を片っ端から歩いて周り、訪問国は40ヶ国を越えました。随分以前に作ったものですが、海外旅行記としてWWWサイトにまとめてあります。当時は単純にあふれる好奇心から出た行動でしたが、私は旅から多大な影響を受けた気がしてなりません。今振り返ってみると大きく3つある気がします。

①日本社会の均質化圧力から自由になれた

「受験戦争に勝ち、医者や弁護士といった専門職に就く、あるいは官庁や有名企業で働く」ことを奨励する空気が、(大分薄れてきたとはいえ)日本社会には満ちているように思います。もちろん、それはそれで素晴らしい生き方ですし、私自身も進学校⇒有名大学⇒有名企業という典型的な道を歩んできたので、日本のこうした均質化圧力の影響を強く受けてきたと自覚しています。

しかし、世界を旅することで、私は実に多様な生き方があることを知り、疑問を持つようになりました。

  • 既にある道を歩くだけでなく、自身で道を切り開いていく生き方だってある
  • 自分にはそっちの方が合っているのではないか…

と。そして社会人になって比較的早い時期に、企業で定年まで働くという道からは一定の距離を置き、もう1つの道を本気で模索しようと決意しました。私が初めて均質化圧力から自由になれた瞬間です。投資を始めたのも、海外旅行記のサイトを立ち上げたのも、それがキッカケです。又、自営独立へと傾いていく中で、企業内での生き方も随分変わりました。社内政治にはほとんど興味がなくなり、仕事によって自身のスキルが向上するかどうか、が私が働く唯一のモチベーションとなっていったのです。

旅からもらった刺激がなかったら、私は何の疑問も感じずに企業で働き続けていたと思います。少なくとも、今の私はなかったでしょう。

②根拠のない自信を得た

自営独立といっても、私のような凡人が実際に行動に移すには相当の勇気が必要でした。その時に私を支えてくれたのが自信です。

  • 投資である程度稼げるという自信
  • 根拠のない漠然とした自信

前者は別途詳細な経緯を書いているのでここでは省略しますが、自信といっても、会社員の給料とは違って何か確約されている訳ではないので正直怖いです。今までの成績は単なる偶然で突然明日大損するかもしれない、という恐怖は永遠に消えません(消えたらダメだとも思いますが)。

それでも、私には何とかなるという自信があります。根拠は全くありません(笑)。楽天的な性格もあるとは思いますが、旅の最中で様々なトラブルにあっては乗り越え、時にはバス停で野宿したりトラックの荷台に乗せてもらったり…、といった経験を積むうちに、自分はどこでも生きていけるのだという根拠のない自信が出てきたのです。いいことなのかどうかはよく分かりませんけどね。

③日本の魅力に気づいた

散々世界を旅して周って、最終的に強く興味が湧いてきたのが日本です。日本の文化は実にユニークです。宗教に対する寛容、自然に対する敬意、日本人が当たり前に思っていることでも、世界から見るとユニークで貴重なものがあるかもしれない、そんな考えに至ったのも旅のおかげです。自身の視点で日本の魅力を発信してみたい、ずっと考えていたことなのですが、年内に間に合って良かったです。

最後に。
本気で遊ぶことってすごく大事です。私の場合は旅でしたが、自分がハマるものであれば何でもいいんだと思います。
皆さん、もっと遊びましょう!