昨日は本当にすさまじい相場だったように感じます。

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正直、前日まで余裕たっぷりだった私も、昨日は久しぶりにひやっとしました(笑)。漠然と「SQを通過したら相場も落ち着いてくるかな」くらいに思っていたんですが、昼に証券会社の口座残高を見た時、私のトレードシステムが持つ最大ドローダウンを更新していました。引けにかけて少し戻したおかげで、終値ベースだとドローダウン更新とまではいきませんが、それでも現在大きな含み損を抱えた状態です。
月曜日さらに下げれば、おそらくドローダウンを更新してくるでしょう。その場合どうするか?、というのが今回の記事のテーマです。

私の場合、この問いに対する答えは明確で、

特別なことはせず、そのままトレードを継続します。

相場が落ち着いたら新たなサンプルとして研究対象にしますが、今はひたすらシステムが出すシグナル通りに売買します。システムが仕掛けろと言えば仕掛けますし、手仕舞えと言えば手仕舞います。自身が考える”最も合理的な売買(後述)”をシステムに落とし込んでいるので、ここから外れることは私からすれば非合理的な行動です。そして、この局面において、損切りと呼ばれる行為、つまり含み損が大きいからといって買いポジションを手仕舞う行為は、私の中では確実に間違っています。追証にでもかからない限り。追証がまだまだ先にある、こんな判断が許されるのはこの事実があるからでして、逆張りのシステムトレードでは極めて重要です。

実は、私のシステムが追証にかかる可能性は相当低いというか、実際にはまずあり得ないんじゃないかと思っています。詳細を書き始めると長くなってしまうのですが、

  • 1つ1つのシステムごとに利回りだけでなくドローダウンを制御し、
  • 随所に資金管理という”ストッパー”をかけ、
  • 特徴の異なる複数のシステムを組み合わせることでさらなる強度を生み出す

となるでしょうか。例えば、こういった暴落局面でシグナルを出さなくなるシステムも交じっており、いわば”クッション”の役割を果たしていたりする訳です。リーマンショックから得た知恵であります。
実際、現在でもキャッシュポジションが割と残っていまして、実は含み損が拡大する「恐怖」より、安くなった株式を購入したいという「欲望」の方が、抑えるのに苦労しています。昨日「さすがにこれはやり過ぎだろう」と、どれだけ裁量でポジションを作ろうと思ったことか…。

暴落の後には、反発があります
なぜなら、売り手がいなくなるからです。
株価は需給で決まります。何も難しい数学を使う必要は全くありません。
今回のような暴落局面において、私が最も合理的だと思う売買とは、

  • 反発した際に最もその恩恵に預かれるようポジションを持ち、
  • 状況に応じてできるだけ有利なポジションに入れ替えながら、
  • 反発があるまでひたすら待つ(追証による強制決済は絶対避ける)

となるでしょうか。明日以降も私はこういった売買を継続します。

システムトレードに取り組んでおられる方の中には今回苦労されている方もおられるのではないでしょうか?今の私がアドバイスできることは、反発する時はこれまでにない上昇となる可能性が高いということと、それまでポジションをどう維持できるかが勝負だということに尽きます。

昨夜の米国市場は上げているようですが、ラスト30分の暴騰のようですし、未来は誰にも分かりません。ただ、今の状況はチャンスだと思っていまして、来週の株式レースは再度システムトレード銘柄を選択させて頂きました。さて、どうなりますか。