シストレWebのサービス開始当初から、マルチバックテスト機能の特許を申請していたのですが、昨年末に無事認められ、特許証を受領しました。

システムトレードでは、過去の株価でバックテストを積み重ねながら、自分だけのトレードシステムを作り上げていきます。
が、私自身もかつて体験していたことですが、普通に1つ1つ実行していると、完成までに膨大な時間を要するのです。正直、今の私からすると、やってられません(笑)。
マルチバックテストはこの課題を解決するもので、実際に作って自身で使ってみると、これまでとは比べ物にならないくらい効率的にトレードシステムを作り上げることができるようになったため、「特許に値するのではないか」と考えた訳ですが、特許庁に正式に認めて頂いたことになります。
シストレWebの会員の皆様には、他の投資家に差をつけて頂くべく、引き続きサポートして参ります。

実は、ここでも会社員時代の経験が大いに役立ちました。
私は通信企業の研究所でエンジニアをしていたことがあり、この時の私にとって、特許はいわば”ノルマ”だったのです。
今回、申請した項目(請求項と呼ばれます)の全てが一発で通ったのですが、これはかなり稀なケースで、会社員時代の経験がなければ実現しなかったと断言できます。当時は面倒くさいと思ってた仕事なんですけどね(笑)。
弁理士も、特許庁も、申請する側の事情を汲み取ってくれることはなく(当たり前です)、自分自身が

その技術の何が新しくて、どうすごいのか

を定義、説明する必要があります。
特許を取得する時に大事なのは、技術と、その技術が使われる分野への深い理解であります。

又、私は淡路島を拠点に活動していますが、その面でも全く問題はありませんでした。
郵便局に行けば、普通に特許印紙も手に入りましたしね。

何だかいろんなことがつながってくるのは、本当に面白いものです。
もちろん、大変なことはその倍以上ありますけどね。
将来独立を考えている方こそ、より貪欲に会社員としての仕事に取り組まれることをオススメします。