TOPIX需要の結果

今月私が売買したのは4974タカラバイオと7184富山第一銀行の2銘柄。共に利益を出して手仕舞いすることができました。特に4974タカラバイオは選抜株式レースでも選択していましたが、かなり頑張ってくれましたね。リバランス日当日は4974がまあまあ、7184は逆噴射という結果でした。ただし、翌日7184は出来高を伴って前日比+8.98%の大幅高。ちょうど日銀の発表を受けて他の銀行株は株価を大きく下げた日にもかかわらずです。何かありそうですね。リバランス日当日に何らかの主体による売り圧力があり、翌日にその買戻しがあった…のかな???研究が必要です。

4974タカラバイオ
20160427_4974タカラバイオ

7184富山第一銀行
20160427_7184富山第一銀行

7184富山第一銀行(翌日)
20160428_7184富山第一銀行

4月の反省など

今月は指数リバランスでも私の基準を満たす銘柄が出てきて、実際の売買も比較的うまくいきました。システムトレードの方もそれなりにトレード機会に恵まれましたが、デイトレはプラス、スイングはマイナスという成績でした。全体としてはプラスの成績で終えています。
スイングシステムがマイナスになっていますが、これは逆張りは順調だったものの、順張りが足を引っ張った格好です。過去にもこういうケースはありまして、近々順張りシステムは根本的に見直しをかけようと思っています。現在の私の順張りシステムは数少ない当たり銘柄に助けられている側面があり、想定以上に偶然が入り込んでいるのかもしれません。
選抜株式レースも比較的好調だったので、引き続き頑張りたいと思います。

さて、昨日の相場はひどかったですね(儲かったとか損したとかいう意味ではなく)。記念に日経225のチャートを貼り付けておきます。

20160428_NK225

日銀の追加緩和がなかったというだけで、午前中の高値から900円以上の下落、売買代金は約3.2兆円。事前に追加緩和を期待して買っていた主体が多いのでしょうが、いざ売ろうと思った時に流動性がないためにこれだけの値幅が出てしまう。株価どうこうよりも、市場から流動性を奪った政府及び日銀はその責任をどう考えているのだろうと思ってしまいます。株式市場だけではありません。国債市場も流動性の喪失が顕著です。

中央銀行のそもそもの役割は「通貨の番人」です。それ以上でも以下でもありません。歴史上数多く繰り返されたインフレによる国民生活の破壊を防ぐために、政府から独立した中央銀行という知恵が生まれました。ところが、安倍政権が介入して役割を変えてしまったのです。景気対策は本来は中央銀行ではなく政権の仕事です。しかし、政権にその実力がないために、中央銀行に過度に依存してしまったと言えるかもしれません。「市場の流動性喪失」はその弊害の一つですが、長期的には通貨の信用問題にまでつながる可能性があるのではないでしょうか?黒田総裁は「金融政策のイノベーション」だとか何とか言ってるみたいですが、本来の「通貨の番人」はどうなるんだと。私は改めて政権にもマスコミにも屈しなかった白川前総裁をリスペクトしています。黒田バズーカなどと持ち上げてる場合ではありません。アベノミクスの結末には要注意です。