先週は東京出張。
街はクリスマスムード一色で、大都会の空気を思いっきり吸ってきました。
赤坂

情報交換できる友人

学生時代の友人との忘年会に加え、滞在中、例によって時間の許す限り人と会ってきました。会社員時代に仕事をご一緒した仲間だったり、友人から紹介してもらったユニークな方だったりするんですが、話題を一部紹介しましょう。

・ ビジネスに関する情報交換
大企業の動向は、今の私にとっては新鮮で聞いているだけでも楽しいですし、「大企業が入ってこれないマーケット」について思考を巡らすいい機会にもなります(笑)。
・ 独立を考えている方との情報交換
数は少ないですが、大企業に勤めていても、私のようなライフスタイルに興味を持たれる方がいます。立場が変わったとはいえ、一緒に仕事をした仲間と、将来またどこかで接点ができたら楽しいですし、本気で独立を目指している方のサポートくらいはやらせてもらおうかと。
・ 地方経済の情報収集
せっかく淡路島に移住したので、地方経済の実体をより深く知りたいなと思っているんですが、学生時代/会社員時代の友人・知人にその道のプロがいることに今更ながら気づきまして…。今回は肉、野菜といった生鮮食品の販路について情報収集してきました。

まあこんな感じなんですが、こういった会話がすぐに実現するのも会社員時代の人脈があってこそ。そして最近よく思うのですが、会社員時代に心掛けたことが今大きく役立っている気がします。

会社員時代に心掛けたこと

私も入社直後から独立が見えていた訳ではありません。社内で出世を目指していた時期もありますし、特に大企業の場合、上に行かないと意味がないと思っていたくらいですから。しかし、並行して進めていた独立への準備が整ってきた時、私は大きく独立へと舵を切ります。以降、社内政治にはほぼ興味を失いました(笑)。と同時に、自身のスキルアップが図れるならば、火中の栗を拾うようなリスクのある仕事も積極的に引き受けるようになったんですが、今思えばこれが正解でした。そんな仕事に一緒に取り組んだ仲間の多くとは今でもつながっています。当時は本気で取り組むが故にぶつかることも多々ありましたけどね。

もう一つは、仕事が成功したタイミングで会社を辞めようとしたことです。リスクのある仕事を担当すると、成功もあれば失敗もあります。イチローでも3割です(笑)。担当業務が運良く成功し、組織が新たに立ち上がったタイミングで、私は退職を申し出ました。そして、退職のタイミングも会社都合に付き合うことにします。「転職する訳ではないんで、いつでもいいんですけどね」と言って辞める宣言をした後、実際に退職するまでの期間は約半年。その間、普通に仕事してました。
漠然と「組織や人に迷惑をかけずに」と思っただけですが、これも今思えば大正解。ラスト1ヶ月間はほぼ毎日送別会が開かれ、中には海外から駆けつけてくれたり、何度も一緒に飲んだ仲間もいます。多くの人間関係を良好に維持したまま退職できたんじゃないかなと思います。
もし状況が許すなら、退職するにしても”キレイに”辞めることを私はオススメします。

人の縁

独立移住生活ももうすぐ2年になりますが、会社員時代の人脈がこうして今も継続していることに心から感謝したいと思います。こういった人脈なしに田舎移住が継続するかというと、私の場合は難しかったかもしれません。
人の縁とは不思議なものです。会社員にしろ、自営業にしろ、目の前の仕事に真剣に取り組むことが、縁をつなげてくれるのかもしれませんね。