日本の借金が800兆円を越えた、格付け会社が日本のソブリン格付けを引き下げた、消費税を上げないとギリシャのようになる…、日本の財政再建とよく騒がれますが、皆さんはどうお考えでしょうか。

結論から書きます。
現状の日本の財政は完璧です。ギリシャのようになる訳がありません。

日本国の借金は日本人が支えている

ポイントは日本国債の国内消化率が95%という事実です。外国から借りている訳ではない。日本は、国の借金を日本人全員で支えている、世界でも稀にみる健全な国なのです。これはもっともっとアピールしていいし、日本人は自信を持つべきです。

よく国の借金を「1人あたり○○円」といった表現で語るメディアがありますが、「1人あたり○○円」日本人は国に対して貸しているのですよ。借りているのではない。皆様の預金を使って銀行が国債に投資し、日本国の財政を支えているのです。皆様がキャッシュを銀行に預け続ける限り、日本の財政は万全です。

お金儲けのためなのか、本当に分かっていないのか、その両方なのか、原因は分かりませんがマスメディアの記事は極めてミスリーディングと言わざるをえません。

債務残高(GDP比)とデフォルトに相関関係はない

よくメディアで出される「GDP比率189%の借金」という数字を聞くと何だか危ないと感じるかもしれません。しかし、疑問に思いませんか?

  • なぜ債務にのみフォーカスが当たり、資産(対外債権、外貨準備高、日本国が持つインフラ)は無視されるのか?
  • フローの数字(GDP)と債務を比較することが、その組織の健全性を図る唯一の方法だというなら、企業のフローの数字(売上や利益)と債務(借金)を比較していれば株式投資に成功する、でしょうか?

実際、歴史的に見ても国のデフォルトと債務/GDP比率の間には何ら相関関係はなく、むしろ外国依存度の方に相関関係があります。アルゼンチン、ギリシャ、アイルランド、全て外国から借金をしていて返済できなくなり、キャピタルフライトが起き、破たんへの道をたどっています。

日本の財政が危ないと言われる理由

プロの投資家は分かっていても声を上げることはありません。黙って合理的な投資行動をとるだけです。しかし、プロの投資家でなくても、バランスシートという考え方を理解し、組織のファイナンスに関わったことのある方なら、債務残高をGDPと比較して危ないと騒ぎ立てるのはおかしいと思うはずなのです。にもかかわらず、メディアには連日危ないという記事が踊り、日本人が自ら危ないと思い込んでしまう。

なぜでしょう?税金を上げたい財務省のプロパガンダだと私は思っています。皆さんも原発事故の対応を見て、うすうす気づかれているのではないでしょうか。政府やメディアの発表とは、事実が別にあることを。原発事故の直後にメルトダウンの可能性を訴えた人間は「風評を流した」と非難されましたが、事実はご存じの通りです。一方、日本がギリシャのようになるという情報は平気で流される…。こちらの方こそ風評だと思うのです。

  • そうは言っても800兆円をどう返済すればいいのか?
  • 将来の破たんの可能性は?どう防げるか?

引き続き、記事にしていこうと思います。