銀座のコワーキングスペースで仕事しつつ、ブログ更新です。今年の春の東京出張時に出会った「ある言葉」を紹介したいと思います。

友人との情報交換がメインだったのですが、週末の空いた1日を利用して小田原に桜を見に行くことにしました。桜はもちろんきれいでしたが、もう1つ面白いと思ったのが小田原城のすぐそばにある報徳二宮神社です。
何気なく足を運び、散歩していると、こんなことが書いてありました。
二宮金次郎

  • 経済なき道徳は戯言であり、道徳なき経済は犯罪である

ハッとさせられた言葉でした。「誰だろう、こんなこと言うのは」と思ってよく読んでみると、二宮尊徳。二宮金次郎といった方がピンとくる方が多いかもしれません。薪を背負って本を読んでいるこのお方です。

大分薄れてきたようにも思いますが、日本ではお金を汚いものと考える風潮がありますよね。昔から私にはピンときません。少なくとも安定した雇用を捨てて独立した今の私には、もうお金の問題を考えずに過ごすような贅沢は許されない訳です。
又、誰かがリスクをとってビジネス(=お金儲けの仕組み)を作らないと雇用そのものが生まれませんし、だからこそ雇用を生むようなビジネスは社会の大事な財産になるのだと思います。お金を汚いと言い切れるのは、お金に不自由しない方の戯言ではないのかなあ。

苦学生だった二宮尊徳が、小田原藩家老服部家の財政再建を成し遂げ、北関東から東北にかけて各地の農業復興で成果を挙げ、そして神様として祀られるようになったとは知りませんでした。

このブログはお金の話が多いですが、戯言にも犯罪にも関心がない人間のブログだと思って頂けるとありがたいです(笑)。