シストレWeb内では既にコメントさせて頂いているのですが、私が運用している順張りシステムが、先週辺りから活発にシグナルを出しています。もう少しお話すると、既に一部の銘柄には手仕舞いシグナルも出ており、銘柄を入れ替えながら、ポジションがどんどん大きくなっているところです。そして、明日の値動き次第では、資金管理上、順張りシステムに割り当てたポジション枠が全て埋まるかもしれません。

いずれにしろ、私が運用しているトレードシステムは今後の株価上昇に備えていることになります。ここからは、
上昇相場についていく
下落相場に転じた際に合理的な撤退戦を実行する
ことがポイントとなり、この両方がシステム化されていなければなりません。

何が言いたいかというと、順張りシステムでは、手仕舞いルールに対する考え方一つで見える景色が随分変わってきます。そして、余程の天才でない限り、実際の値動きを経験し、自身が理想とするトレードをイメージしながら、少しずつ改良を加えていく作業が不可欠です。少し話がそれますが、私が自動売買に否定的なのは、こういった経験があるからであります。

システムトレードを実践されていても「順張りは苦手」という方は多いのではないでしょうか。ご興味のある方は、まず何か一つ順張りシステムを作成し、(売買するかどうかは別として)こういった上昇相場で実際に動かしてみて、ご自身の理想とするトレードとの乖離を分析してみてはいかがでしょうか?