今月の株式投資(イベント需給&システムトレード)

4月の株式投資の成績を集計しました。

  • 指数リバランス等のイベント需給トレード:プラス
  • システムトレード(スイング):マイナス
  • システムトレード(デイトレ):マイナス

となり、合計損益マイナスという結果でした。

2021年 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月10月11月12月
イベントトレード
システムトレード(スイング)
システムトレード(デイトレ)
合計

振り返り

プラスの数字、マイナスの数字、共に大きなものではありません。再び相場が不安定になっていきそうな中で、私のトレードの損益はプラスになったりマイナスになったり何とか耐えている、といった感触です。といっても、私の場合は「日々相場を注視して頑張っている」という意味ではなく、日常的に実行しているのは「(過去に)頑張って作り上げたシステムが出すシグナル通りに注文を入れている」だけで、日々の損益を見ながら感じる印象に過ぎないのですが。

日経平均

202204_NK225

裁量で乗り切るには非常に難しい相場になってきたようにも感じますし、私自身は引き続き機械的にトレードを積み重ねていくことになります。

ウクライナ情勢もあり、あまりマーケットの話を語るのも違う気がしているのですが、一点だけ。
特にアベノミクス以降、一方的な上昇相場しか経験したことのない個人投資家は今後要注意かもしれません。
もちろん、来月以降の相場が上昇するのか下落するのか、それとも方向感のない相場が続くのか、そんなことは誰にも分かるはずはありませんし、私自身、相場予想とは一線を画したいと考えています。

しかし、頭の片隅にでも置いておかれた方がいいのは、このブログで何度も警告している通り、我が国の中央銀行のバランスシートに株式などという不安定な資産が積み上がってしまったという事実です。そして、最近大きく円安が進んでいる、すなわち日本の中央銀行は現在市場からの信頼を失っています
この状況で株価が大きく下落し、この爆弾に火がついていわば逆回転が始まった場合、「日本の信用低下」を止める術はかなり限られています。具体的には、株安が円安につながり、円安がさらなる株安につながる、いわば日本売りとも言うべき負のスパイラルが、いくところまでいくかもしれません。これまた何度も申し上げますが、今のご時世、円安は

  • 未だにコモディティにしがみつくごく一部の無策な輸出企業にのみプラス
  • 多くのまともな輸出企業には影響なし
  • その他大多数の内需企業には当然ネガティブ

に働きます。そして、株安は我々の年金資金も大きく傷つけます。

あくまで可能性の一つではありますが、そういった事態に直面した時にどういう手を打つのか、今のうちに考えておくことは決して無駄にならないはずです。私自身の処方箋は、

  • 日本株の短期トレード
  • 米国株および米ドルの長期保有
  • 不動産の保有

となりますが、それでも円が毀損してしまうので、無傷という訳にはいかないかもしれません。
という訳で、現在もう一歩前に進むための準備に多くの時間を割いています。