ありがたいことに、選抜株式レースの2020年春季レースでプレミアリーグ優勝となりました。プレミアリーグ優勝は2回目、他リーグでの優勝を含めると3回目となります。具体的な成績は、4/6~7/3までの約3ヶ月で89.75%という数字が残っています。

  • 地味なパフォーマンスを安定的にコツコツと積み上げていく
  • 苦手な相場でもトントンか若干の損失で耐える

そういったスタイルを目指している私にとっては、正直出来過ぎの数字だと思います。「運が良ければこのくらいの数字までは残せる」とは言えますが、次レース以降も同じような数字が残るかといえば決してそんなことはありません(笑)。

私がこの選抜株式レースを通してお見せしたいと考えているもの、それはこういった瞬間的な派手な数字よりも、むしろ成績の安定性だったりします。もちろん、良い数字が残るにこしたことはありませんが、悪い数字も同じように大きくなっては意味がないのですから。1度の失敗で株式市場から撤退を余儀なくされる方は意外と多いのです。
こちらのページで、私がこのレースに参加してから現在に至るまでの全成績を見ることができます。横軸が時間(1レースが3ヶ月なので、もうかれこれ15年近くお世話になっています)、縦軸が投資成績です。複利で計算されているため対数グラフの方が分かりやすいと思いますが、ほぼ直線的に利益が積み上がっているのが確認できるかと思います。そして、投資経験のある方ならこれがそう簡単でないことはお分かり頂けるでしょう。いや、本当に手前味噌な話で、気を悪くされる方がいたらごめんなさい。

何が言いたいかといいますと…。
株式投資をギャンブルのように考える方は多いのではないでしょうか?
そして、これは必ずしも偏見という訳ではありません。実際、株式市場でギャンブルすることは簡単ですし、巷にはそういった投資家(?)がたくさんいるのも事実ですから。しかし、私は自分がやっている株式投資は決してギャンブルではないと思っています。ブログに書かせて頂いている通り、

  • 緻密に需給を分析し、
  • 市場の効率性が崩れている局面にのみターゲットを絞り、
  • ミスプライシングを訂正していく

こういった作業を繰り返し、市場の効率化に貢献した対価を頂くというのが私の考える株式投資です。地味ではありますが、こういったスタイルに興味を持つ方もいるのでは…そう思いながら、ここまで続けてきました。

今回改めて振り返ってみたんですが、こんな記事を書けるのも、レースでの約15年間の積み重ねがあってこそ、なんですよね。決して無駄ではなかったと改めて感じた次第です。そして、引き続き、自分らしいスタイルで銘柄選択を続けていこうと思います。
一言で株式投資といっても様々な手法があります。皆様がそれぞれの投資手法を見つける上で、1つの選択肢として参考にして頂ければありがたいです。