淡路島に移住して2年が経ちました。
目に入るもの全てが目新しかった昨年とはまた違い、自分にとって今年はとても内容の濃い1年になったように思います。

洲本 (洲本城からの眺望)

何より、この1年で淡路島内の友人・知人が随分増えました。
数多くのご縁をつないで頂いたのがNPO法人あわじFANクラブ。移住前にも相談に伺い、良いことも悪いことも含めて淡路島のいろんなお話を聞かせて頂き、我々の移住計画は大きく前進したのですが、移住後も仲良くさせて頂いています。さらには公民館講座で出会った方、そしてこのブログを見て連絡を下さった方、本当に多くの方々と知り合えた一年でした。去年の今頃「淡路島の友達が欲しいなあ」と連呼していた私(笑)、たった1年でのこの変化に正直驚いています。

花さじき (あわじ花さじき:菜の花畑)

ご縁が広がったことで、淡路島のいろんな所に足を運び、島内で行われているさまざまな活動に触れることもできました。淡路島のこと、地方のこと、少しは知識が広がったんではないかと思います。もちろん、良いことばかりではありません。おそらく日本の全ての地方が抱えているであろう課題もいくつか目の当たりにしました。それでも私はこの島が大好きですし、自身が気に入った地に住めるという幸運に心から感謝しています。移住前の自分に戻り、もう一度住む場所を自由に選べと言われても、私は淡路島を選ぶでしょう。自然や食に恵まれているのはもちろんですが、他にも大きな理由が2つあります。

あわじ花の歳時記園 (あわじ花の歳時記園:アジサイ)

1つは何度か書かせて頂いている交通の便の良さ。本州と橋でつながっていて新幹線の駅にも空港にも簡単にアクセスでき、田舎と都会をすぐに行き来できてしまう淡路島は、特に会社員時代の人脈が東京にある私にとって実にユニークな存在です。一口に田舎移住といっても、この交通の便の良さがなかったら、少なくとも私の生活は成り立たなかったでしょう。

もう1つは、この島で出会った元気な自営業者の存在です。私はビジネスが大好きです。さらに言えば、ビジネス(お金を稼ぐこと)に真剣に向き合おうとする人達が大好きです。志を持ち、自らのリスクで様々なビジネスに挑戦している自営業者との出会いは、会社員だった私に非常に良い刺激を与えてくれました。つい先日も、そんな自営業者の方々が集まる忘年会に参加させて頂いたんですが、実に楽しく、あっという間に時間が過ぎていきました。
様々な理由をつけて金儲けを批判し、共感を得るのは、成熟した経済を持つ今の日本では実に簡単です。しかし、新たにお金を稼ぐ仕組みができれば、地方に限らず日本の抱える多くの問題が解決することもまた事実ではないでしょうか。

淡路島まつり花火2 (淡路島まつりの花火)

こう書いてみると、結局は「人の縁」に恵まれたという点に尽きるのかもしれません。会社員時代の縁、そして淡路島で得た新たな縁、独立した今の私にとって貴重な財産です。

という訳で、私の淡路島移住生活も随分地に足が着いて参りました。
1年かけてこのブログも少しは成長したようで、ご訪問頂いた皆様には改めて感謝申し上げます。
来年は新しいチャレンジの一年にしようと思っていますので、引き続きよろしくお願い致します。
それでは皆様、良いお年をお迎えくださいませ。

小豆島に沈む夕日 (小豆島に沈む夕日)